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EcotechMarine Radion XR15FW PRO G4 水草モデル 実測テクニカルノート

EcotechMarine Radion 水草モデル XR15FW PRO G4 実機検証!

均一な光強度分布を実現した新開発HEIレンズ

製品中央直下に光強度が集中していた従来レンズの配光特性が大幅に見直され、 より広域に光が拡散する新開発HEIレンズが採用されました。 これにより水槽全体にムラのない均一な光強度を分布させる配光特性を実現しています。

HEIレンズ構造 新開発HEIレンズ 約90°のビーム角度と拡散特性

光量分布

水面から30cmの高さに設置した場合、水面には左のグラフのように光強度が分布し、 また水深30cm(照明本体から60cm)では右のグラフのように ほぼフラットな光強度が水槽全域を均一に照らします。 また、このフラットな特性は水槽内でガラス面の反射による拡散光に繋がるため、 従来の蛍光灯に近い配光特性が得られます。

米Cree社と独OSRAM社の最新LED素子を採用

LED素子最大手メーカーの米Cree社と独OSRAM社の最新LED素子を採用することで、 大光量はもちろんのこと波長精度の厳格な管理が可能になり、 より安定した波長強度とスペクトルバランスを実現しています。

LED素子と発光色

LED素子構成 (LEDブランド)

Blue CH. :
470nm (Cree XP-E2) × 2
CoolWhite CH. :
6000K (Cree XT-E) × 8
WarmWhite CH. :
3000K (Cree XP-E2) × 7
Green CH. :
520nm (Cree XP-E2) × 2
HyperRed CH. :
660nm (OSRAM OSLON SSL LH CPDP) × 4

各チャンネルの実測スペクトルと光合成色素の吸収スペクトル比較

全5チャンネルのうち、青チャンネルと白チャンネルのブルー域が クロロフィル a b やカロテン/フコキサンチンのブルー吸収スペクトル(440~500nm)をカバーし、 また赤チャンネルがクロロフィル a b のレッド吸収スペクトル(640~680nm)をカバーしているため、 水草のみならず植物全般にも良好な光合成が期待できます。

実測スペクトルと各光合成色素の吸収スペクトル比較

チャンネル構成と効果

Blue CH. :
クロロフィル a b のブルー吸収スペクトル(440~500nmの範囲)とカロテン/フコキサンチンの吸収スペクトルをカバー
CoolWhite CH. :
晴天時のような高い色温度の白色光で、青白い演色性が得られます
WarmWhite CH. :
夕焼けのような低い色温度の白色光で、暖かい演色性が得られます
Green CH. :
水草の緑色を綺麗に発色させ、演色性の高い観賞性が得られます
HyperRed CH. :
クロロフィルabのレッド吸収スペクトル(640~680nmの範囲)をカバー

水草を綺麗に発色させる高い演色性

色の再現性に有利なRa90以上の高い演色性(CRI)を有し、 また観賞性に関わる色温度(CCT)も各チャンネルの調光によって3000~12000K程度まで 自由に設定することが可能です。

MK350測定結果

※スペクトロメーター UPRtek MK350による測定画面

実際にスペクトルシミュレーションを体験してみよう!

下のシミュレーターの左上の色温度(CCT)を見ながら、色んな環境光を再現してみましょう。 色温度は青味が強いと高く、赤味が強いと低くなります。

晴天:約5000~6000K 月明かり:約4000~4500K 夕焼け:約2000~3000K 水中:約7000~10000K
Radion XR15FW PRO G4
簡易スペクトルシミュレーター

Blue%

CW%

WW%

Green%

Red%

Power%