kessil

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about kessil

Kessilの誕生

Kessilは植物生物学者を始めとするさまざまな学者が、屋内農業用LEDの発展の為に協力したことに端を発します。
彼らは各自の知識・経験を基に描く新しいLEDの実現を願っていました。そこに手を差し伸べたのがKessilの現メーカー、Dicon社です。
光ファイバーの大手メーカーから照明に特化した専業部門として立ち上げられたDicon社は、やがて訪れるであろうLEDの時代を早くから見越していました。

学者達の構想は、Dicon社による多額の投資と莫大な実験によって、マルチチップLEDという新たなLEDの形を生み出します。
こうして誕生したLEDは植物用に限らず、建築やエンターテイメントにも利用され大きな発展を遂げますが、
Dicon社は先の学者に習い、さまざまな分野の専門家をチームとして編成し、各分野の知識・経験を活かす方式で研究を行います。
そうして2009年、観賞魚水槽専用照明として最新の高密度マルチチップLEDが搭載されたLEDライト、Kessilが誕生しました。

マルチチップLED
1962年に誕生して以来、LEDは単一のチップがそれぞれエポキシやプラスチックレンズに封止される形体をとっていました。
このような方式は従来の照明のそれに近く、単純でローコストであり、従来型電球からの移行に貢献してきました。
平行して園芸用として発売されていたLEDは、大きなボックスもしくはパネルに単一のチップが多数配置されたものです。
しかしながら、『次世代照明』と謳われ大々的に宣伝されるそのようなLEDのいずれも、農業を生業とする生産者からは、明るく見えるだけで光の浸透性が悪く、従来の電球式に劣ると言われていました。

そのような問題を解決するために必要とされた高密度マルチチップLEDは
Dicon社の開発チームが革新的な金属フレームを開発したことによって急速に実現に近づきます。
この金属フレームは、既存のLED照明より遥かに低温でありながら、高電流で動作するという、
高密度マルチチップLEDにとって最大の2つの課題を現実的な水準で解決したのでした。

高密度マルチチップLEDの価値は、もちろん光そのものにあります。
単一LEDが並んだLEDと比べると、Kessilはマルチチップがまとまった強い光を照射するため従来型で必ず影になっていたような場所まで照らすことができるのです。

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